あなたが大切に乗ってきた車を下取りに出す時、
その車の為に支払ったお金がたくさんあります。
例えば、自動車税・自動車重量税・自賠責保険などすでに支払っている分に関しては
返金されてもいいのではないか、と思いますよね。
では実際にはどのようなものが返金されてくるのでしょうか。

自動車税は、車の廃棄量によって課税されるもので毎年4月に12カ月分をまとめて支払いをしています。
自動車重量税は自動車の区分や重量に応じて課税されるもので、車の新規登録の際や車検を受ける時に印紙代を支払う事で納税しています。
自賠責保険は自動車を買うと必ず加入しないといけない保険です。
主に被害者の救済を目的としてる保険で対人賠償にのみ対応しています。
これは34カ月分を先払いしています。

このようにすでに先払いをしているものに関しては
車の下取りの際に月割りをして返還してもらえると思いませんか。
実は車の下取りではこれらの返還はほとんどされません。
これらも全て下取りする車の付加価値として下取り価格に含まれていることがほとんどです。

しかし、唯一返還される可能性があるものがあります。
それは下取りされた車が「廃車」になる場合にのみですが
自動車重量税が返還される場合があります。
これは所定の条件を満たしていれば申請をすることで返還されることもあります。
しかし、これらの対応は下取りをするお店によって全く対応が違うので
下取りの際に直接お店側に確認することをお勧めいたします。

これらの返還されるかもしれないと思っていたものが
返還されないという事でお店側とトラブルになることも多いようです。
せっかく新しい車を購入するわけですからお互いが気持よく取引が出来るように
下取りの常識を頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。