マンガの世界だとよく出てくる話なのですが、
「嘘ついて車買取店に買取査定を出したのですが後でバレてしまって大変なことになってしまったり…」、
「ものすごい高額査定額を出してきた買取店が後々クレームを色々つけてきて強引に値引きさせたり…」、
「無料査定という謳い文句につられて買取店に出向いたけれど、買取の契約書にハンコをつくまで開放してくれなかった…」
というのが、査定のトラブルではありますよね。
まぁ、コレはマンガの世界の話なわけで、現実世界でこんな問題があったりしたら、ニュースになって、大騒ぎです。
でも、ニュースにはならないですが、査定のトラブルというのは現実世界でもよくあることなのです。
一番多いのは、売却しようと思った車に、購入時のローンがまだ残っているということ。購入時に組んだローンを払い終わっていないと、車を売却することはできません。
これ、査定のトラブルとしてはよくある話です。
ちなみに、ローンが残った状態ですと、車の使用者は所有者(つまり、クルマを売りたいと思っているあなた)となっていますが、車の所有者はローン会社となっています。クルマの所有者と、使用者が同一でないと売却することはできません(家族であればそれほど大きな問題になったりはしませんが)。
お金に困っているから車を売りたいのに、ローンが残っているから売れないなんて、なんと無限地獄なんだ…と悲嘆にくれるのは、まだ早いです。大手買い取り専門店では、残ったローン(専門用語で残債といいます)がある車でも買取をおこなってくれるサービスを取り揃えている会社もあるのです。
どういうものかといいますと、買取査定金額が残債よりも多ければ、「買取査定金額-残債-名義変更の手数料>1円」という計算式に則って、名義変更(所有者をローン会社から変更すること)を行ってくれます。買取査定金額が残債を下回ってしまっている場合も「残債-買取査定金額」で、残った残債分の組み換えローンを紹介してくれたりします。
住宅と同じくらいローンで買うことが一般的である車です。残った自動車ローンで査定のトラブルに巻き込まれる前に、ここで紹介したような方法があることを覚えて、実際に利用してみましょう。