車を買い取ってもらうには、必ず実車を査定してもらって正確な査定額を出してもらわなければなりません。昔は査定をしてもらうためには店舗に車を持っていかなければならなかったのですが、現在では無料で出張して査定してくれるシステムが一般的になっています。

まずは一括査定サービスで査定を依頼

出張査定を受けようと考えたらば、まずは車一括査定サイトなどで複数の買い取り業者から査定の見積り額を出してもらうとよいです。これによって自分の車種の標準的な買い取り価格が大体つかめます。この時の見積り額はあくまで一般的な金額で、実際に車を査定してもらうと業者によってかなりの差が出ます。そのため出張査定も複数の業者に依頼した方がよいです。

メールで受け取った見積り額などから出張査定に来てもらう業者を選び出すわけですが、このときにあまりにも高い金額を出している業者は避けた方が無難かもしれません。見積り額で客を釣ろうとしているかもしれないからです。その業者の店舗のホームページで販売車のリストと金額を調べると、見積額が妥当なものかを判断することができます。

出張査定日を決める

出張査定に来てもらいたい業者を選び出したら、その業者にメールか電話で出張査定を申し込んで、その日時を予約します。このときに大事なのは出張査定が無料であることを確認することです。
現在では出張査定は無料が常識となっていますが、以前は査定は車を店舗に持ち込んでもらうことが一般的で、出張査定の場合は有料となっていました。このシステムをまだとっている業者がいるかもしれないので、確認しておきましょう。

査定額をアップするために事前の清掃

出張査定を受ける前には簡単な洗車と車内の清掃を行なっておくべきです。これによって査定員の心証と印象が良くなります
また、必要な書類はすぐに提示できるように用意しておきます。一般的には自動車検査証、いわゆる車検証は査定の際には必ず必要です。その他、自動車納税証明書、自賠責保険証明書など車を運行するのに法的に必要な書類も提示が求められます。どのような書類が必要かは出張査定を申し込んだ際に確認しておきましょう。

出張査定当日:書類のチェック

出張査定を予約した日時に査定員が来ます。
まず最初に車検証などの書類があることの確認と、その記載事項を確認して法的に問題ない車かどうかを確認します。そして記載事項をチェックシートに転記します。
このチェックシートとは、その順番で車をチェックしていけば査定が効率的に漏れなく行なえるように作られた書類で、大体は日本自動車査定協会で発行されたものが使われています。

出張査定当日:車の状態確認

書類のチェックが済んだら、次に車を実際にチェックします。
外観を調べて車内を調べ、エンジンや装備品のコンディションの確認を行ないます。
これには大体20分くらいかかります。
そして査定結果を会社に電話で連絡・相談して、買い取り査定額がその場で告げられます。

これら全ての流れで大体1時間くらいです。

しかし、中には安い価格で強引に買い叩こうとしてなかなか帰らない業者もいます。
さらには、よく調べたいから車を預からせてくれと言ってくる業者もいます。契約前に車を持っていこうとする業者は詐欺の可能性が高いです。その後連絡がつかなくなり勝手に転売されることがあります。
>>良くある車買取のトラブル

出張査定に来てもらう前にはその業者が信頼できるかどうかの評判などをネットなどで調べておくとよいでしょう。